A.M様 主訴:耳部神経痛 宝塚市 60代 男性
<患者様の声>
榎本先生には身体の不調でいろいろとお世話になっておりますが、一番感謝していることは長年(7年近く)苦しんできた耳の痛みの改善です。
天候不順等に起因すると思われる原因で、時々左耳奥の痛みに悩まされ睡眠不足等にもなり体調をくだし憂鬱になる時がずっと続いておりました。
大学病院等にも診察してもらいましたが、耳奥の神経痛とのことで鎮痛剤を処方されただけで一向に改善されませんでした。
榎本先生に腰の痛み等でお世話になりはじめてから耳の件も相談させていただき針、灸での治療をしていただきました所、数回の治療で顕著に改善していくことが実感できました。
毎年、この梅雨時期には頻繁に痛みが出て苦しんでおりましたが最近は痛みも出ず非常に喜んでおります。
身体の何処かに不調があると気分的にも落ち込み毎日の生活に支障を来すことがよくあると思います。これからも先生を頼って楽しい老後を過ごして行きたいと思っております。
※ 効果には個人差があります。
<治療>
雨の前の日から痛みが出てき、時おり激しい痛みのため寝付けないなど、日常生活にも支障がでるご様子でした。
治療1回目(5月13日):左肝虚証として左太衝、右商陽、左豊隆、委中のツボを使用。肩背部から腰に背部調整。両側の女膝に灸。
治療2回目(5月20日):前回から少しマシだが痛みが抜けきらない。右肺虚証で右太淵、右太白、左豊隆のツボを使用。標治法は前回と同様、両側の肩井に灸を加える。
治療3回目(5月21日):昨日の治療後から痛みがあまり気にならなくなる。右肺虚証で治療、右太淵、左右豊隆(胃の邪が強い)を使用。標治法は腰に点血灸、肩井に灸、背部の調整にて治療を終了する。現在は経過が良好とのこと。
<考察>
雨の日前後に調子を崩すことから、湿熱が体にたまり、それが顔面部まで波及して発症したものと診断する。体内の湿邪を取り、顔面部に昇った熱を引き下げる目的で治療を行い著効をえました。